公益財団法人 小佐野記念財団

第28回最優秀作品(小学生の部)

第28回国際交流・国際理解のための
小中学生による作文コンクール最優秀作品(小学生の部)

言葉と言葉でお友達

身延町立大河内小学校 五年 森田 桃香

 「おばちゃんの家の近所にホームステイのアメリカの女の子が来ていて今日うちにごしょうたいしたから桃香もくる?」
と、よしこおばさんにさそってもらいました。その時、私の頭にはふとこんなことがうかびました。一つ目、言葉がつうじるかということです。アメリカということは外人です。外人でアメリカは英語だから私は、
「ハロー。」
とか、
「ナイストミーツュー。」
や、
「グッモーニー。」
などしかいえません。そんな急に話して!といわれてもできません。二つ目、あまり外国の人とせっしていないからちょっときんちょうするということです。外国人なんて、まったく見かけないからすこしきんちょうします。三つ目は、どういう女の子かすごい楽しみ!ということです。金ぱつなのかな?とかをおもいました。

 ついにアメリカ人の女の子とあうとなると、すごくたのしみで、
「いつくるのかな?」
「いつくるのかな?」
と言ってしまったくらい時間がおそく感じられました。タラちゃんがきたときに、
「えっ。まだじゅんび中だけど??」といいました。一目みると、すごく背が高くて、肌の色も白く、鼻も高く、もうすべてがそろっていて、とてもかわいいな、と思いました。そして、想像以上だったので、なぜかはずかしくて、げんかんからにげてしまいました。

 日本の文化を味わってほしいとおばが茶道のお手前をしてくれました。まずお茶をタラちゃんにのんでもらいました。タラちゃんは日本語で
「ちょっと苦い。」
といいました。それで私は、アメリカ人は、苦いものよりあまいものが好みだと考えました。次にタラちゃんのお手前の番です。よしこおばちゃんがやり方をおしえながらお茶をたてました。そのお茶を私のおねえちゃんがのみました。おねえちゃんはお茶が好きなので、
「とてもおいしい!。」
といいました。タラちゃんはとても上手な日本語で話していました。言葉が通じないと思い込んでいたのでタラちゃんが日本語を話してくれて言葉が通じてよかったです。

 最後に、おねえちゃんがもってきた英語のワークでむずかしそうな英語の文章をスラスラと読んですごいなと思いました。私は今、英語のアルファベットの大文字と小文字の練習をしています。Gがまだしっかりとかりとかけていないので上手にかけるようにがんばりたいです。今日タラちゃんと同じ部屋で、三時間すごしましたが、タラちゃんの日本語が上手だったおかけで気持ちが通じ合え、楽しいひとときでした。私が外国へ行ったときは行ったときは、英語で会話ができるよう、今からしっかり学んでいきたいです。そして、私が住んでいる身延の良さを外国人に知ってもらうようアピールしていきたいです。

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