公益財団法人 小佐野記念財団

第27回最優秀作品(小学生の部)

第27回国際交流・国際理解のための
小中学生による作文コンクール最優秀作品(小学生の部)

「中国の友だちができた」

昭和町立西条小学校 二年 石原 環樹

 わたしが入いんしていたら、となりのベッドに四さいの中国の女の子がやってきました。

 ちょっとしんぱいでした。なぜかと言うと、日本のことばがちっともしゃべれないから、わたしやみんなと話ができるかしんぱいだったのです。

 さいしょ来たときは、めん会じかんが本当は二じからだけど、その子は朝七じからお母さんやおばあちゃんに来てもらっていました。

 ナースコールでかんごしさんたちが来て、「どうしたの。」と聞くと、はじめはこたえられなかったです。だから、そのためにかんごしさんが、ことばと絵がのっているカードをつくりました。そのおかげで少しずつしゃべれるようになりました。だから、めん会じかんもみんなと同じぐらいのじかんになってきました。

 わたしと一ばんさいしょになかよくできたものは、ぬりえでした。てんてきをしてたけど、とってもじょうずにぬれていました。

 はじめてことばがつうじたときのことばは、「ニイツァオ」でした。それを日本語で言うと「おはよう」です。わたしが
「ニイツァオ。」
と言うと、その子も
「ニイツァオ。」
とはずかしそうに言ってくれました。

 その子のお母さんがわたしのとくいなおりがみとかをおしえてあげてねと言ったので、ていねいにやさしくおしえてあげました。
できあがったらその子は、にこにこして、
「ありがとう。」って言ってくれました。
わたしは、そのことばが、うれしかったし、わたしのこころの中にいっぱいのこっています。

 今はもう、日本語はペラペラです。すごくなかよくなって、いっしょにあそぶようになりました。

 わたしはたいいんしてしまったけど、早くよくなって、会っていっしょにあそびたいです。

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