公益財団法人 小佐野記念財団

第17回最優秀作品(中学校の部)

第17回国際交流・国際理解のための
小中学生による作文コンクール最優秀作品(中学校の部)

国際協力について

小淵沢中学校 1年 桃井 清花

 私はユニセフの募金活動を小学校1年から7年間清里駅前に立ち行っています。最初はあまり意味も知らず行っていましたが今はユニセフや、アフガン難民の事を調べたりする機会を持つことができ、最近は自分から進んで募金をしなければと思っています。私が募金活動を通して調べたことは、ユニセフについてが主なものですが、日本でも戦後学校給食の援助がありました。私たちの、おじいちゃん、おばあちゃんが小学生位の時のことです。

 でもはたしてそのことを知っている人たちが日本にはどれくらい、いるのでしょう?多くの人はあまり知らないと思います。日本人は礼節を知り、正義感の強い人種だと私は思います。ユニセフ募金について理解してもらいたいと考えますし貸りた恩はいつかは、返さなければならないものだと思っています。

 私ができる国際協力は、今のところ募金活動くらいしか、ありませんが、いろいろな人との出会い、いろいろな活動を通して、もっと協力が出来るチャンスが増えてくるだろうし、その時に面倒だと思わず、立ち止まって考える時間を持てる様にしなければならないのです。NPOなどで世界中で国際貢献している日本人の方もたくさんいらっしゃいます。ニュース等でもその活動を見る事もあります。自分で出来る事よりも、もうちょっとかんばって出来る事を念頭において国際協力を考えていきたいです。

 直接生活していく上では、あまり必要な事ではないので、自らの意識を持ち考えていかなければならないのです。

 テロや戦争や内紛がおこるのも自己中心的な考え方ばかりを、それぞれが主張しているからで、人を思いやる気持ちという簡単な事が(難しいかもしれませんが)今平和を作っていくのです。国際協力は、国際平和への一番の近道だと私は考えます。

 国際協力というとずい分大変な事の様に考えがちですが、私はそうは思いません。世界中で戦争やテロがおこった時、心を痛め、友人たちとその事について話し合う事ができればそれも国際協力の第一歩だと思いますし、まず世界で何がおこっているのかを知る事、また自分はその事をどう思っていて他にどうやって発信していくかを考えた時には、もう国際協力人なのです。

 私がこの文章を書いた事も一部の人の目にしかふれないかもしれないですが、国際協力になると考えます。あまり上手な文章ではないので、理解してもらえるかは、不安ですが、これからも自分で出来る事よりも、もうちょっとがんばって出来る事を考えていきたいと思います。

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