公益財団法人 小佐野記念財団

第23回最優秀作品(小学生の部)

第23回国際交流・国際理解のための
小中学生による作文コンクール最優秀作品(小学生の部)

「国際交流に参加して」

北杜市立高根清里小学校 六年 赤岡 舞桃

 今年4月、私は地元である山梨県北杜市でマレーシアの人達との国際交流が行われるというので参加しました。「NEC世界こども自然クラブ」という国際交流では、3日間を通して自然環境についていろいろなことを体験しました。私たちは、八ヶ岳自然ふれあいセンターで田んぼ、らく農、ヤマネの生態などを学びテレビ会議で発表しました。マレーシアの人達は、オラウータンやスローロリスのことなどを発表してくれました。私はマレーシアに行ったことがあるので、その時の体験を話したり実際に行って不思議に思ったことを質問したりすることができました。行ったことがあっても知らないことがたくさんあったのでとても勉強になりました。

 7月には、2回目のテレビ会議が東京ある世界銀行で行われました。世界銀行が国際開発協力としての活動もしていて途上国へのお手伝いもしていると知ってとてもびっくりしました。テレビ会議では、マレーシアだけでなく、パラオやブラジルに住んでいた人達とも中継してもらい話を聞くことができました。二度目の交流となるマレーシアの友達には、プレゼントを用意してそれぞれ紹介しました。私は、日本のキャラクターを知ってもらいたくて、ドラえもんの切手を用意しました。でもマレーシアの友達はドラえもんを知っていて日本とのかかわりがあることが分かってうれしくなりました。

 私は、国際交流に参加して、世界にはさまざまな文化があり言葉も違うことを知りました。その、文化や言葉はとても美しいと私は思いました。他の国の人も日本の文化や言葉を美しいとかおもしろいとか思うのかなということも考えるようになりました。この交流で世界のことを知ることができてとてもいい体験になりました。私は今、英語を学んでいます。いつか留学をして世界のことをもっと学び、また日本のことももっと学んで紹介できるようになりたいと思っています。将来は世界銀行の方やNECの方々のように、世界とかかわることができる仕事につきたいと思うようになりました。そして国際交流の企画をたてて、私が感じたように、自分のうまれ育った国のことを知り、世界のことに関心を持てるようなすばらしい機会をたくさんの人に体験してもらいたいです。そうすればきっと世界中で困っている人のためになる活動がもっと実現できると思います。

 小さな思いも積み重なって大きな力になります文化や言葉を知ることで、できるようになることがたくさんあると思います。知りたい、学びたいと思う気持ちを持たせてくれた国際交流の体験に感謝しています。

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